渡航して早1カ月、英語力は伸びないけど、髪が人一倍順調に伸びたので(助平と言うのは誰!?)床屋へ行くことに。
せっかくなので豪州人の経営している地元の床屋へ行ってみたいけど、髪型について微妙な切り方などを英語で伝えるのは自信がありません。もし失敗したら坊主にされてしまうかも。実際に、長髪だったのに短髪になってしまった先輩の話を聞くとためらいます。
やはりここは冒険せずに、若くて綺麗で話の上手な日本人美容師さんに確実な仕事をしてもらいたい(癒されたい=散髪は二の次)という願望との間で悩むこと数時間、誘惑に負けず勇気を振り絞って地元の床屋へ行ってみました。
店内には数人の人が待っていて、予約が必要かどうかも不明だけど、とりあえず挨拶して空いている席へ着席。店内には伊太利亜の地図などが貼られていて、従業員もなんとなく伊太利亜人みたい。英語どころか伊太利亜語しか通じなかったらどうしよう!?という不安がもたげていました。
僕が唯一知っている伊太利亜語はIngrid Bergmanよろしく「Ti amo」だけ。幸いなことに店員は「Ti amo」を使う相手には似つかわしくない、髪の毛が薄い中年の男性ばかり。いや、床屋さんで髪の毛が薄いって、腕には関係ないけど、なんだかしっくりこないなぁなんて心の中でぼやきながら自分の順番が回ってきました。結果、僕の拙い英語でもちゃんと伝えられたようで、坊主にならなくて済みました。