The Tea Cosy

庶民の紅茶文化を楽しめる店

英国人の入植により始まった豪州発祥の地The Rocksにある、Devonshire teaが有名なcafeに同僚と行ってみました。

歴史的建造物が並ぶ同地区で、1870年に建てられた文化遺産にも登録されているterrace houseに構えた店は、古き時代の庶民の暮らしが感じられそうな雰囲気。
おばあちゃんの家の温もりを味わえるという基本的な考えで営業されている店内は、年代物の調度品と小物が飾られ、手編みの可愛らしいTea Cosyが並べられています。
居心地が良いという意味のcosyの名の通り、読書したり編み物でもしながらお茶をらゆっくり楽しむことができそうです。

Devonshire teaとは、貴族達に愛されたAfternoon teaと対照に、庶民がお茶の時間に楽しむsconeとお茶の組み合わせ。
この店では焼きたてのsconeと、10種類くらいのJams & Preserves、いろんな種類の紅茶を味わえます。

僕が選んだのは、Sconeとsandwichが楽しめるTea Cosy Tastingで、英国伝統の甘酸っぱいLemon curdに、豪州らしい野趣あふれるAustralian Billy Teaを組み合わせました。
Billy Teaと言っても本来の焚き火と空き缶で煮出したお茶ではありませんが、豪州産の茶葉におそらくeucalyptus(ユーカリの葉)を混ぜた豪州の香りがぷんぷん漂う紅茶で、英国と豪州の庶民の紅茶文化を体験できました。

豪州の最高学府に留学中のとても優秀で気立てのいい素敵な同僚と

ちなみに、Devonshire teaとは別名Cream Teaとも言われ、英国のDevonshire郡に由来します。
英国ではsconeにはcreamが欠かせず、England南西部のDevonshire(Devonshire cream)とCornwall(Cornish cream)が有名な産地で、その地の紅茶の習慣が伝わったものです。

Sydney’s best Devonshire teaと言われるこの店、Sconeと紅茶が好きな方におすすめです。

2019年に店舗を移転したようです。

所在地 7 Atherden Street, The Rocks, Sydney NSW 2000

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