Kirribilli Wharfに隣接し、いつも賑わう人気のcafeを妻と長女と3人で訪れました。
Kirribilli Wharfは、Sydney Opera Houseの対岸に突き出たKirribilli地区の最東端にある、Sydneyの海上交通として市民の足を支えるferryの乗り場のひとつです。
主要なferry terminalのCircular Quayからferryで約7分、陸路の場合はMilsons Point駅から約1kmで徒歩で15分くらいです。
Sydney Harbourと摩天楼、Sydney Opera Houseを見渡せる絶好の地であるKirribilliには、豪州連邦政府首相の副官邸であるKirribilli Houseがあるように、閑静な高級住宅街です。
住宅は高台にあり、人だけが通れる狭い坂道を下ると、Wharfがぽつんと佇んでいます。

このWharfに隣接しているというか、一体化しているcafeがCelsius Coffee Co.です。
海の上に浮かぶように建つ小さなcafeで、無数の船が行き交うSydney Harbourの美しい景色を眺めながら、美味しいCoffeeを飲め食事がいただけるという絶好の場所にあることから、Sydneyでも有数の人気店みたいです。
週末はもちろんのこと平日でも朝の開店前から行列が出来るという人気店は、僕らが行った時も満席で、何人か待っている人がいました。
建物はとても小さく、店内は20人も入れないくらいです。
お世辞にも綺麗な建物とは言えませんが、長年の風雨と波の水飛沫にさらされた、年季の入った建材が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
しばらく待ってようやく席に案内してもらいました。入り口に近い席で、展望がなく残念でしたが、窓際の席が空いたら移動させてもらえました。
Sydney Harbourの美しい景色を眺められる窓際の席はとても人気です。

海の上に建っているこのcafeは、窓から打ち寄せる波を見ていると、まるで船の中で波の上を漂っている不思議な感覚になります。
注文した料理は、Celsius BreakfastとThe Benedictです。


どちらも旨味がぎゅっと詰まった濃厚な味わいで、とても美味しくいただきました。Celsius Breakfastは味噌が隠し味に使われ、Benedictは日本の柚子が使われています。日本の食材が使われた料理をいただくのは嬉しいです。
ちなみに、店の看板menuは店名を冠した「Signature Celsius Waffle」で、僕らは注文しませんでした、見た目も華やかでお勧めです。
Coffeeにこだわる同店は、豪州で最も高い評価を受けているroasterのひとつ、ONA Coffeeの豆を使っています。ONA Coffeeは、世界で最高かつ持続可能なcoffee作りを目標を掲げている専門店で、豪州の多数のcafeが取り扱っています。

観光客は皆、店内外と料理の写真を撮りまくっていました。Instagramには同店の美しい写真がたくさんupされており、その人気のほどが分かります。
この店はいつも混雑しているので、待ちたくない方は平日の早い時間帯に来店することをお勧めします。周辺にはMilsons Point駅の近くまで足を延ばさないと飲食店がまったくないので、長時間待たされても待つだけの価値があると思います。
観光で訪れた際には、観光を兼ねて行っておいて損はない店だと思います。
値段はそこそこ高いですが、Opera HouseやMilsons Point周辺の有名なcafeに比べたら安く、気軽に入れる店です。
帰りはferryでCircular Quayへ向かうも良し、Milsons Point駅まで散歩したり、Harbour Bridgeを歩いて渡るのも一興です。
Celsius Coffee Co.
所在地 Commuter Wharf, Holbrook Ave, Kirribilli NSW 2061