Australia Day

1月26日は「Australia Day」という近代豪州の建国記念日に当たる豪州の祝日です。

この日は、1788年に英国から最初の囚人と移民団がSydneyに上陸した日です。1776年に米国が独立し、英国は米国に代わる植民地(流刑植民地)を豪州に求め、その最初の囚人たちが豪州に到着したのがこの日だったのです。

SydneyではParadeや花火など様々な催し物が開催されました。愛国心の強い豪州人は国旗を振り、顔に国旗を描いたりして、愛国心を示します。

でも、豪州には英国人の到来以前に先住民族が住んでいました。彼たちにとっては、この日が侵略の始まりですから、この祝日の在り方を見直そうという声もあるそうです。組織的な抵抗をしなかった先住民族は、入植者により迫害され住み慣れた土地を奪われ殺されました。入植者は先住民を殺害することに罪の意識を感じなかったそうで、先住民は激減しました。特にTasmaniaでは集団虐殺が行われ、砒素や水銀などを飲用水に流して毒殺し、ほぼ絶滅させたという負の歴史があります。

先日、英会話の勉強中に、豪州人の英語の先生と日本の歴史の話題となり、日中戦争について議論しました。先生は南京虐殺を例にあげ、「日本人は敗戦したので責められているが、白人(英国人)の残虐さとは比べものにならない」と自虐的に話していたのが印象的でした。

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